日頃より沢山のご声援、誠に誠にありがとうございます。
ボクラ団義制作です。
皆様に大切なお知らせがございます。
6月27日の『ボクラのなかTV~地上波への道~』6月公開収録にて発表となりました通り『耳ガアルナラ蒼ニ聞ケ~龍馬ト十四人ノ志士~』大阪公演の千秋楽である7月25日をもって
ボクラ団義メンバーの
糸永徹
がボクラ団義を退団し、役者業を離れる事となりました。
つきましては、本人及び主宰・久保田より皆様へ、この場をお借りしてご報告とご挨拶をさせていただきたく思います。
―糸永徹より―
ボクラ団義を応援してくださる皆様へ。
本日、27日に公開収録を行いました『ボクラのなかTV ~地上波への道~』で発表させて頂きました通り、私、糸永徹は、来月に公演されます『耳ガアルナラ蒼二聞ケ~龍馬ト十四人ノ志士~』の公演を以てボクラ団義を退団すること、並びに役者業からも離れることとなりました。
理由としては、役者を続けていく上での難しさなど、自分を見つめ直すきっかけがあり、自分なりにいろいろと考え、このような結論に至りました。
演劇というものに携わったのが高校の時ですから、今のところ人生の半分を演劇とともに歩んできました。
いろいろなことがあったなと改めて思い出してました。
ボクラ団義の旗揚げ公演に参加してから約8年半。これまでにボクラ団義をきっかけに出会った多くのお客様、スタッフの皆様、共演者の皆様、ボクラ団義のメンバーと過ごしてきた時間は、何物にも代え難いかけがえのない財産となりました。
そしてこれまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!
今後ともボクラ団義への温かいご声援のほどをよろしくお願いいたします。
もちろん今後もボクラ団義の公演は観に行くので、もし劇場等々でお見掛けした際には一声でもかけて頂けたら嬉しく思います。
なんだかもうお別れみたいな感じになっておりますが、あとまだ1ヶ月あります。
あと1ヶ月、皆様により良い作品をお届けできるよう頑張ります。
糸永徹
―主宰より―
日頃からボクラ団義へご声援下さっている皆さま、いつも本当にありがとうございます。主宰の久保田唱です。
2016年6月27日の本日、『ボクラのなかTV』で本人の口から語ってもらいました通り、ボクラ団義メンバーの糸永徹が、2016年7月公演『耳ガアルナラ蒼ニ聞ケ』の大阪公演の千秋楽を以って役者業から離れることとなりました。同時に、劇団からも退団致します。
糸永との出会いは、2007年の12月でした。第一回公演である『re・call』の稽古が始まり、でも一役だけ公演二週間ぐらい前までどうしても決まらず、そんな時に出演を決めてくれたのが糸永でした。稽古期間も残り短い中、出演を快諾してくれて、そこから頑張ってくれたことをよく覚えています。忘れません。
そんな頃からの付き合いですから、もう8年半。ボクラ団義の立ち上げメンバーであり、そして友人でもある彼のこの度の決断は、主宰という立場を忘れ、ただただ個人的に言えば、やはりとても寂しい気持ちです。本音を言えば、役者やめたって、劇団にはいてほしいってそんなわがままな気持ちもあるくらい。
ですが、劇団を立ち上げた時には23歳だった僕も、31歳になり、同い年の糸永も勿論、同じ年齢になっています。今後のことに関して彼が本気で考え、出したこの答えを、今は応援する気持ちです。1年前の同じ頃、竹花久美と福丸繚の退団の時にも書きましたが、年齢を重ね、色々と変わってくる時期なんだと思います。彼も、新たな人生へ踏み切るために、「新たな挑戦をするのに、劇団にいたらどこかで甘えちゃいそうだから」と「退団」を決めました。
ただ、彼の場合は最後に、来月ある公演『耳ガアルナラ蒼ニ聞ケ』の出演を熱望しました。役者をこれっきり辞めようという人間が、「最後はどうしてもステージに立って終わりたい」という気持ちを僕にぶつけてくれました。なので僕は、「思い出作りのつもりならお断りだ」と言い、「一秒たりとも最後だなんて考えずにやるなら」と言って彼の申し出を受け入れました。
彼の今日の発表の通り、来月末、大阪公演の最後を以って彼の役者人生も終わるのかもしれませんが、それまでは間違いなく彼は役者です。僕も今、稽古場で、彼が「これで最後だから」という前提で稽古をすることは一秒もありませんし、彼の稽古への取り組み、表情を見ればわかります。彼の今回の舞台への最後の出演は「思い出作り」では絶対ありません。
第一回公演から8年半、一緒に走り続けてくれた友人の退団発表のこの文面。思わず湿っぽい言葉を書きたくなる気持ちもありますが、だけどまだあと一ヶ月は間違いなく役者の彼の前で、やはり今は目の前の舞台のことしか考えたくありません。
なので、どうか皆様も、「糸永徹の最後の舞台」と思わず、「ボクラ団義と客演の皆様が全力で送る舞台で、糸永徹が役者人生の最後を飾る」そんな風に思って応援頂けましたら幸いです。どうか、僕らの今の本気を見届けて頂けましたらと。
最後に糸永徹に。これまで本当にありがとう。あの、「あと一人役者が見つからない」状況からの快諾で、これまで8年半、どう考えても不安すぎる劇団という挑戦を一緒に走ってくれてありがとう。だからこそ、あと一ヶ月死ぬ気で走ろうな。今はその後のことをあんまり考えられないから。
ただ、大阪公演が終わったら飲みながら一気に全部、色々話しましょう。糸永徹の新しい人生を応援します。
企画演劇集団ボクラ団義主宰 久保田唱
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本人及び主宰からの発表の通り、退団ではありますがこの先まだ一ヶ月糸永徹の役者人生は続きます。
あと一ヶ月、ボクラ団義はこの18名で『耳ガアルナラ蒼ニ聞ケ』東京・大阪に向けて前進して行きます。
今後とも、企画演劇集団ボクラ団義に変わらぬご声援をどうぞよろしくお願い致します。
そして、大阪公演終了後は糸永徹の新たな門出を祝福して下さりましたら幸いです。
企画演劇集団ボクラ団義