ボクラ団義 無期限活動休止のお知らせ

企画演劇集団ボクラ団義は、
2022年3月の次回公演をもちまして

無期限活動休止することといたしました。
急なお知らせとなり申し訳ございません。

以下、主宰・久保田唱から皆様へのメッセージを掲載いたします。

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本日発表させて頂きました通り、我々企画演劇集団ボクラ団義は、2022年3月に行います本公演をもちまして、無期限の活動休止に入ることと致しました。
2007年の12月に第一回公演を行い、それから今日まで約14年間、ひたすらに走って参りました。約14年間の中で沢山のお客様に公演を見て頂き、そして、応援・ご声援を頂きました。その皆様に、主宰である私、久保田唱からの言葉を書いておこうと思います。

活動休止になることについて、理由は一つではありません。この時期の発表ですので、きっとどなた様も一瞬は頭に浮かぶであろう、新型コロナウイルスによる様々な影響。これも勿論、ゼロではありません。丁度コロナの流行が深刻であると世間で話題になり始めた、2020年の2月末〜3月頭にかけても公演を行っておりましたので、公演は中止にならなくても実はかなりの影響を受けておりましたし、その後、コロナ禍で何本かの公演を打ってきましたので、劇場に足を運んで下さるお客様の減少は肌で感じましたし、勿論、見て頂くことで直接の運営に繋がる劇団というものにとっては、ここでは語り尽くせない苦労・心労もありました。
ですが、理由はそれだけではありません。この状況の中でも劇場に足を運んで下さるお客様、そして配信で見て下さるお客様、我々の映画製作を応援して下さり、映画館にも足を運んで下さった沢山の皆様にとてもとても支えて頂きましたし、おかげ様でまた最後3月に、公演を打つこともできる見込みです。

他の理由の大きな一つが、第一回公演から約14年経って、劇団員のほとんどがいい歳になってきたということ。ボクラ団義は、結成当時は大体同年代が集まった若い劇団で。そのまま初期の頃からいるメンバーが結構残ってますので、ってことは、月日が経てば、みんなが全員で一斉に歳をとるってことです。勿論、歳をとること自体は良いことですし、芝居活動・創作活動・表現活動に期限なんてありません。むしろ芝居も表現も、歳をとってこそ出来ることが多くある。出せる味がある。
でも、やっぱりこの世界は甘くはないので、他のお仕事をしていれば得られるであろう収入の額面を、この世界で誰もが得られるわけではありません。むしろ、この仕事だけで食べていけるのはほんの一握りというのがやっぱり現実でして。その中、30代に入って、30代後半に入って、40代に入って・・・、となればなるほど、「このまま続けていていいのだろうか」と立ち止まる人もいる。勿論お金の面だけでなく、色々様々な考えを巡らせて、別の道を考えたり・・・。
昔から思っているのですが「やめろと言われてやめられる世界じゃない。でも、続けろと言われて続けられる世界じゃない」
本日ツイキャスの中で発表もありました通り、ボクラ団義の中でも、それぞれの理由から、この業界から離れる者や、活動の拠点を移す者もいます。勿論、この世界での活動をガンガン続ける人も多いですけどね!

とにかくその中、僕にとっての一番の思いは、このボクラ団義という劇団が、出来る限り今のままでい続けたかった、ということです。
ここまで何かを口に出していない劇団員でも、劇団を大事に思ってくれる人の中には、自分の中で色んな思いが芽生えても、「劇団があるからその選択をとっていいのか悩む」という人もいるでしょうし、それによって無理をする人なんかも出てくるかもしれません。コロナ禍でただでさえ大変なのに、そんな無理をさせるべきではない。そんな思いもありましたので、「劇団が一度活動に区切りをつければ、新たな人生に漕ぎ出せる人もいるかもしれない」そんな思いもありました。そして同時に、それでもボクラ団義はボクラ団義であれたら、そんな思いでした。

劇団員たちには、これからもどこに行っても、いつも気持ちはボクラ団義でいてもらえたら嬉しいし、自分の中でも、なんか今のままボクラ団義でいたい。そんな気持ちだからこそ、「活動し続ける劇団」という形には、いったん区切りをつけることと致しました。

ですがまだ、本日発表させて頂いた通り、来年・2022年3月に、“暫定の”最終公演を行う予定で御座います。ここまでお支え下さりました皆様に、「舞台公演」という形で最後に我々の気持ちをお返し出来る機会。今の劇団として、今行える最後の舞台。もしよろしければ、今からご予定などを見て頂き、我々の最後の思いを受け取って頂けましたら幸いに思います。
ずっと応援して下さっている皆様には、突然のご報告となってしまい重ね重ね申し訳ありません。また、幾つかこちらの事情ばかりを申し上げる形、とても心苦しい気持ちです。

もし叶いますなら、来年3月の公演のその時までまた、我々のことを応援頂けましたら嬉しく思います。また、その後もまだまだ、各それぞれがボクラ団義という劇団を胸に持ったまま、個々に活動して参ります。今後もそれぞれのことを応援して頂けましたら、心より嬉しく思います。

企画演劇集団ボクラ団義主宰・久保田唱

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また、休止に際しまして、全劇団員でツイキャスにて皆様へご報告をいたしました。
下記URLよりアーカイブ視聴いただけます。
http://twitcasting.tv/bokura_dangi/movie/713011126

我々ボクラ団義は、来年3月に活動休止に入りますが、
それぞれ個々が想いを胸に、まずは全員で来年3月の公演へ向かいます。
公演終了まで、何卒ご声援のほど、よろしくお願い致します。

企画演劇集団ボクラ団義 一同

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